慶応2(1866)年1月22日、京都の小松帯刀邸において薩長同盟が成立した2日後、何者かに襲われて寺田屋で手に傷を負った坂本龍馬は、薩摩藩にかくまわれ、寺田屋のお龍とともに鹿児島へやってきた。これが日本初の“新婚旅行”といわれる旅。塩浸温泉は、霧島の旅のなかで龍馬とお龍が合計18日間と一番長く逗留した地。「三国名勝図会」 (江戸後期に記された地誌)には、この温泉は刀や斧による傷などに薬効があると記されており、左手に傷を負った龍馬を癒したことだろう。
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