旧牧園町域は霧島火山群の南西斜面に位置し、霧島屋久(やく)国立公園の一部。JR肥薩(ひさつ)線、国道223号、霧島スカイラインが通じる。769年(神護景雲3)和気清麻呂(わけのきよまろ)配流の地と伝え、近世には島津氏の直轄地で踊郷(おどりごう)とよばれた。旧町域の78%が山林原野で、林業のほか茶や高原野菜の栽培、酪農が盛ん。1896年(明治29)設置の鹿児島県種馬所(しゅばしょ)は町営牧場として運営されていたが、1996年(平成8)閉鎖された。林田(はやしだ)、丸尾、硫黄谷(いおうだに)、湯之谷(ゆのたに)、安楽(あんらく)、妙見(みょうけん)、塩浸(しおひたし)など数多くの温泉があり、年間入湯客は80万人を超える。1980年から毎年7~8月に国際音楽祭が開かれ、1993年には霧島国際音楽ホールが完成した。国指定天然記念物ノカイドウ自生地。旧牧園町の人口は8832(2005年国勢調査)。